今回のたまに作るならこんなキットは
リフティングボディ実験機 X-24A X-24B
MACH2 1/72 です
マイナーな機体なんですが 自分は数ある
Xシリーズの中でもベスト5に入るお気に入りです
飛行機として とても変わった機体形状を
していますがこのリフティングボディは
胴体そのものが翼のように揚力を発生する
というアイデアで造られた機体なわけです
一見するとまるでSF映画に登場する
小型宇宙艇のようにも 見えますが
実機は現在はミサイル等に特化している
マーチン・マリエッタが作りました
なぜリフティングボディが求められたかと
いうと スペースシャトルのような宇宙
往復機/オービタルが地上まで無動力
(エンジン無し)で飛行して帰還するための
機体デザインのためにデータが必要だった
からです
まるっこいほうのX-24Aはこう見えても
なかなか優秀でXLR11ロケットエンジンを
搭載して M1.15を出しています
またXシリーズ中でも屈指のかっこよさを誇る
X-24Bもダブルデルタですが M1.76を達成し
そのデータは後のスペースシャトルやX-38
などに生かされました
ちょと苦戦したキット
さてモデルのほうなんですけど 正直いって
組みやすくないです
特に曲線の多いX-24Aのほうは尾翼とボディの
取り付け部の合いが悪く手間のかかる削りや
修正がかなり必要でした
しかし 出来上がるとさすが1/72
ありきたりの航空機とは次元の違う
雰囲気を醸してくれます
これ言っていいのかな?
それでですね 並べてみるとぽっちゃり型の
姉機とすらりとした妹機の 仲良し姉妹機に
みえるんですが それは違います
X-24Aを徹底的に改造したのがX-24B
つまりこの機体は同一の機体なんです
その証拠にシリアルナンバーが同じです
ですから米国で展示されているX-24Aは
SV-5Jと原型機のモデルだそうです