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MECAROMANIA
今回はちょっとレアなTKS 1/35
miragihobbyです
旧日本陸軍などでも 豆タンクという
戦闘車両が かなり配備されていましたが
このTKS-Bは 世界を代表する豆タンです
実車はイギリスのカーデンロイド豆戦車Mk.VI
をベースに開発されたものです
さて このkitは 人気があるのか今でも
オクで時々 見かけますがmiragi hobbyは
ポーランドのメーカーのようです
中身は細かいパーツがギッシリと詰まっています
起動輪のギザギザや ハッチの把手類の細かさ
表面のリベット表現など 金型技術の優秀さが
解る出来となっています
またオチキス7.92mm/wz.25と20mmA/wz.38機関砲と
選択ができますが 自分は20mm砲搭載型に
しました
(この他にもPuteaux 37mm砲搭載型なども若干
作られた模様)
仮組してみると なんともチンチクりんで
ぶっさいくなメカなんで 苦笑いしてしまいました
それでも箱絵にあった 直線的でモザイクみたいな
迷彩が面白かったので作ることにしました
ところが手の平にのっけて ちょっとずつ作って
いくと だんだん良さがわかってきました
🐶犬や 小鳥とかではなくて トカゲとかを
飼っている人がいますが あんな爬虫類っぽい
子亀みたいな魅力があるんですな
それと車体と同じ幅の戦闘室などは この後に
登場する ドイツ軍の突撃砲なんかと同じような
コンセプトで非力なマシンながら 先進的な
思想だったことが伺えます
キットは1/35なんですが 1/72か!?と思わせる程
細かい内容で あまり作りやすくはないです
それとキャタが プラでもゴムでもない素材で
普通のプラモ用接着剤では付きませんので
万能接着剤を使ってください
やはり ちぃっちゃい
完成後に ちょっとサイズ比較してみました
まず戦後に配備されていた60式自走無反動
これも陸自では 豆タンクと呼ばれていて
乗ってた人が 中で膝が折れそうだったという
話も聞きましたが それでもTKSと比べれば
1.5倍以上はありますね 火力は105mm×2なので
比較になりません
また世界初の4WD くろがね四起と比べても
車体長では くろがね四起のほうが長いです
さらにジープと比べても "隣のジープが
大きく見えまーす!"
これでも 立派なAFVなんだからすごい
手抜きの簡易ジオラマにもしてみました
小さな拠点
1939年9月 ドイツ機甲師団による怒涛の
の如き パンツァーブリッツのために
戦線はズタズタに引き裂かれた
欧州最強を謳われたポーランドドラグーンも
新時代の戦車の力の前に壊滅してしまった
ここに かき集められた残余の戦力は
20mmA/wz.38機関砲搭載のTKSとWW1から
使い古された マキシム重機関銃が一丁
拠点と呼ぶには あまりに非力だが
ここで 敵の進撃の足を食い止め
少しでも時間を稼がなくてはならない・・
なんて感じですかねw