今回はLVTP-5A1（Landing Vehicle Tracked, Personnel）
を載せます

このLVTP-5は米海兵隊が使用した水陸両用の
兵員輸送車両で　数ある米軍AFVの中でも最も
お気に入りです

大きな箱型の車体に　ちっちゃな転輪がたくさん
あるところがとてもいいデザインだと思っています

兵士らはヌートリアなどと呼んでいたそうですが
自分的には怪獣王ターガン/Zandorに出てくる

タングロー/Tundro　に似ていると思っています
※アメちゃんでも知っている人は減ってるだろうなw

実車のほうも　かなり紆余曲折がありました
WWII後に開発がスタートしたんですが
戦後ということもあり　あんまり要らない
という態度でしたが　朝鮮戦争がはじまると
やはり必要だ早く作れとなったんですが
結局　大量に投入されたのはベトナム戦争でした

しかし　キャパシティーこそ良かったものの
低出力と特に装甲の薄さが問題化してしまいます
そこで土嚢などを積載したためにますます　
パワーウェイトレシオが悪化するという
悪循環　しかもガソリンエンジンで発火しやすい
という困ったメカでしたが　悪化する戦況の中で
ベトナム各地で奮闘しました

キットのほうはAFVクラブです
箱からして立派でボリューム満点ですね

フロントまわりの組み合わせが若干の修正が
必要な他は　特に問題はないんですが
やはりボディサイズが大きいうえに　
細かいパーツも多く作りがいはあります

それから車体上部ハッチと前面ハッチと
大きな開口部がありますが　中身は空っぽ
なので雰囲気を壊さない程度にそれなりに
手を入れてあります

のっぺりしたデザインなので塗装には
力を入れました

特に傾注したところが　ほぼ全面に施した
錆の表現です
自分は赤色　茶いろ　薄黒を混ぜて作った　
錆色　これを薄めに何度もドライブラッシュ
する手法です

かなりいい感じに仕上がったと思います

メインデッシュLVTH-6　
ここまでいったら欲が出てきて　どうせなら
よりかっこいいLVTH-6に改造しようと
思いつきました

これは小型ターレットに短砲身の105mm榴弾砲と
M2重機関銃を搭載したファイヤーサポータです

パーツもヘルキャット駆逐戦車の砲塔の
一部やシェリダンの砲身やM113の上部ハッチ　
など潤沢に投入しましたぞ

車体上面には大きな開口部があるので
それを利用してターレットを埋め込んであります

LVTH-6に改造するための砲塔のレジンキットは
売っていますがそれだとこうして車長用ハッチ
とかは開きませんからね

また完全に固定していないのでまたLVTP-5A1に
戻すことも可能ですよ

最後は同時期の米軍車両との組み合わせ

まずはM88A1戦車回収車です

M88もデカいんですがLVTPは更に大きいですね
並べると　両横綱といった感じです

続いてはM548GunTruck　

M35A1から降ろした　M45 4連装機を
M548A1装軌式輸送車に乗せ換えたものです