世界初、マントル掘削に挑む…ハワイ沖を調査へ
世界初となる地球内部のマントルの直接掘削を目指し
海洋研究開発機構などは今年9月、有力候補地である
米ハワイ沖の事前調査に乗り出す。
マントルまでの地下構造を詳しく調べ、掘削に
適した場所を探すのが目的だ。
日米欧などの国際チームは2020年代前半にも、
日本の地球深部探査船「ちきゅう」によるマントル
掘削を目指す。マントルは地球表面を覆う地殻の下に
あり 地球全体の8割の体積を占める。
yahooニュースより
大和タケル
気宇壮大な計画が実行に移されました
これは探査船「ちきゅう」を使って地殻をぶち抜き
マントル層まで7Km以上もボーリングするものです
いまはまだ 掘削ポイントの選定段階ですけど
いずれは上部マントルまで達する予定です
地球深部探査船「ちきゅう」
このちきゅうという船は地球の深部探調査用に
作られた特別な能力を持っています
船体中央の巨大デリックからドリルパイプを
打ち込むのが最大の特徴です
プロペラスクリュー自体が方向を変える
アジマススラスター搭載
深海や海底は謎の宝庫
深海の探査は「しんかい6500」や「かいこう」
しんかい6500は有人潜水艇としては
安定した運用で深海探査を続けています
更に1万m以上には Abismo/深淵 という新型マシン
が投入されています ランチャーとクローラー型の
ビーグルが分離するシステムで2008年6月3日には
約1万300mの深海底に到達しています
現在11000mまで潜れる探査機は このAbismoのみです
一方で「ちきゅう」はIODP/国際深海科学掘削計画
に基づいて これまでも海底を掘削探査する機能を
生かした調査で2000万年ほど前の地層に存在していた
微生物群を採取 培養に成功しています
そして いよいよマントルサンプルの採取に
挑もうとしています