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MECAROMANIA
今回は久しぶりの回転翼機をいってみましょう
パイアセッキ H-21 ワークホース
ホビークラフト 1/72です
前にセット買いした中に含まれていて
かなりの間 積みキットでしたが形が
おもしろいので 作ることにしました
まず実機なんですが ヘリ業界には
二人の天才がいました
一人はヘリを実用化したシコルスキー
もう一人が タンデム型ヘリを生み出した
パイアセッキです
タンデム型はまずエンジンとローター部が
一機当たり ふたつあるので大きな揚力を
発生することが出来る上に ローターの
回転方向を逆向きにすることで トルクを
打ち消すことができます
従ってシングルローター機のような
テイルロータも不要です
パイアセッキは技術者 パイロット
そして企業経営者として辣腕をふるい
タンデム型ヘリを急成長させました
彼がいなければ バートルもチヌークも
なかったかもしれません
このH-21は初期の傑作機で 愛称は
フライングバナナと呼ばれました
現在のCH-47などの直線的なデザイン比べて
機体後部はエッジのある構造で持ち上がり
テールのH字型尾翼に繋がっているんですが
この特異な形態は 尾部全体に少し垂直尾翼的な
機能を持たせようとも思えます
キットのほうは 標準的で特に可もなく
不可もなくといった感じです
コクピットが丸見えなので ちょっとだけ
手を入れましたが ほとんど素です
ひとつ 特筆すべきは脚の優秀さです
組んですぐに安定して置くことができました
航空機キットの脚は一晩くらい置かないと
だいたい グ二ャっとなりますから
このH-21の安定性は実機も優秀だったと
思わせます
ただ せっかくおもしろいデザインを
しているのでODとかではつまらんと思い
米空軍のレスキューヘリ仕様の派手な
カラーリングにしてみました
これはバッチリときまって サンダーバード
などの特撮系に出てきそうなメカの印象になりました
ちなみに このH-21はかなりマイナー機なんですが
実は空自や陸自にもV-44A ほうおう(H-21B)という
名称で配備されていて 退役後は展示もされてます
最後に わが軍のヘリ部隊集合!!